ターキッシュアンゴラ(Turkish Angora) – 猫の種類&図鑑
ターキッシュアンゴラの写真
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基本情報
■原産 : トルコ(自然発生種)
■祖先 : 不明
■体型 : フォーリン
■寿命 : 12〜18歳
■体重 : 3.5〜5.0kg(オス)
■体重 : 3.5〜4.5kg(メス)
■毛種 : 長毛種
■毛色 : ブラック、ホワイト、レッド、ブルー、クリーム
■毛柄 : ポインテッド系以外すべて
■目色 : イエロー、アクア以外すべて
歴史
長毛種の中では最も古い歴史をもつ猫です。1600年代の初頭に、アンゴラ(トルコの首都アンカラの旧名)あたりで飼われていた猫が商人によってフランスに連れて行かれると、「アンゴラ」と呼ばれて人気を集めるようになり、ルイ15世やルイ16世、マリーアントワネットなど、王族や貴族などに飼われる猫として知れ渡るようになります。
当時、アンゴラの数はそれほど多くなかったにもかかわらず、ペルシャとの交配が盛んに行われた結果、その個体数は減少の一途をたどります。さらに第二次世界大戦の頃には一時絶滅の危機に瀕しますが、その後トルコの動物園で保護されるようになり、1960年代になってアメリカへ輸入されるとブリーダーたちによって繁殖や改良が行われていき、1973年にターキッシュアンゴラとしてCFAから公認されました。
特徴
絹のような手触りをしたシングルコート(1種類の毛しか生えていない)の被毛、アーモンド型の目、先端が尖った大きな耳、ふさふさしたブラシのような尻尾が特徴です。長毛種の中でシングルコートなのは、「ターキッシュアンゴラ」と「ターキッシュバン」の2種のみです。優雅に歩くその姿からはバレリーナなのようだと形容されることもあります。
性格
飼い主に忠実で優しい性格をしていますが、やや神経質な面も。中世では怒りっぽいとされていた猫ですが、改良を重ねた結果、現在の猫種の中では最も社交的な部類に入ると言われます。
病気、怪我、注意点
神経質な面があるので、ケージやキャリーなど狭い場所に長時間閉じ込めてしまわないように注意が必要です。1日1回はブラッシングをしてあげましょう。
ターキッシュアンゴラの動画