「触ってもいいんですか?」お腹を見せながら円柱ブロックでくつろぐ猫の姿にツッコミが殺到
猫のお腹はふんわりと柔らかそうに膨らんでいて、見ているとついつい触ってみたくなるもの。しかし、お腹は猫にとって急所のひとつ。触ろうとすると「そこはダメニャ!」と嫌がったり怒ったりする猫ちゃんも少なくありません。
ところが、茶トラ猫のつぶちゃんが先日披露してくれたのは、むしろお腹を触って欲しいかのように見える独特なポーズでした。

猫ちゃんが座っているのは、2つのコンクリート製の円柱ブロック。ブロックの間には1個分の隙間が空いているため、普通ならば2つにまたがるのは躊躇しそうな場所ですが、この猫ちゃんはそれぞれのブロックに後ろ足と前足を置いて、スフィンクス座りのような格好になっています。
そして、真ん中に空いた空間をよく見てみると、そこにあるのはぷっくりと垂れ下がったお腹。猫ちゃんの表情やリラックスした姿勢からは、急所であるお腹を隠す素振りは微塵も感じられません。むしろ「お腹触ってみる?」と人間を誘っているようにみも見える光景です。
この写真を飼い主さんがSNSのXに投稿したところ、2.7万件の”いいね”が集まり多くの人々が注目。写真を見たユーザーからは「円柱の新たな使い方」「ぽよっとしたお腹を触りたい」「腹筋、辛くないかな?」「お腹涼しくて最高だね」など、様々なメッセージが寄せられて反響を呼んでいます。
夫が何気に立てて置いていた円柱ブロック、こんな使い方があったとは…www
— つぶ (@tsubu_0401) July 3, 2025
#猫 #茶トラ pic.twitter.com/7hOmBnqs0b
それにしても、なぜ円柱ブロックが置いてあったのでしょうか。猫ちゃんが座ることになった経緯も含めて気になるところです。
飼い主さんにお話を聞いてみると、この円柱ブロックはもともと花壇を作るために用意していたもので、旦那さんが特に意味もなく庭に置いておいたものなのだそう。一方、猫ちゃんは普段から家の周りや庭を散歩するのが朝の日課になっていて、この時も散歩をしている途中だったと言います。

すると、不意に片方の円柱ブロックに飛び乗った猫ちゃん。その上で座り込んだかと思ったら、もう片方のブロックにもまたがって写真のような体勢になったのだとか。その光景を見て「最初はそれで休憩出来てるの?と思って見ていたのですが、お腹のたるみに目が行き笑ってしまいました。」と当時の様子を振り返る飼い主さん。
以前から一つの円柱ブロックにちょこんと座ることは度々あったそうですが、二つも同時に使ってくつろいでいるのを見たのは今回が初めてのこと。「ちょうど日陰になっていたので、この辺で一休みしようと思ったのかもしれませんね(笑)。お腹の下は風が通るので意外と意心地も良さそうですし。」と猫ちゃんの気持ちを推測してくれました。
この後、猫ちゃんは写真のポーズのままのんびり休憩をしていたため、待ちくたびれた飼い主さんがお腹を触ってタプタプすると、一度立ち上がったものの再び元の姿勢に戻ってしまったのだそう。よほど気に入った座り方だったのかもしれませんね。それでも少しすると満足したのか散歩を再開してくれたのだとか。

猫を飼っている人ならば、同じような環境を再現してお腹を触ってみたくなりそうですが、そのためだけに円柱ブロックを用意するのは簡単ではありません。そんな時は同じ高さのものを2つ近くに並べてみたら、もしかすると部屋の中でも同じようなポーズを見せてくれることがあるかもしれませんね。
写真を眺めているだけでもほっこりする猫エピソードでした。
取材協力:つぶ(@tsubu_0401)さん