空きスペースに置くものがなければネコの出番かも?食器棚に置かれた白猫の収まり具合が良すぎてシンデレラフィット

家の中を片付けていると、思いがけず空きスペースが生じることがあります。そこに何か置こうと思っても偶然できた空間なので微妙に使い勝手の悪い場所。でもそのままにしておくのは何だかもったいない。そんな時は猫を置いてみると収まりがよいかもしれません。

白猫のあんにん君と暮らしている、あんにんママ(@an_nin_coco)さんは先日、電子レンジの横を整理して空きスペースが生まれたけれど、置くものが特になかったためとりあえず猫を置いてみたのだそう。

その時の様子を撮影した写真がこちら。

食器棚の空きスペースに置かれた白猫のあんにん君
猫の置物?(提供:飼い主さん)

深い茶褐色に染まった木製の食器棚と、ブラック系の電子レンジ、その横にぼんやりと広がる暗がり。辺り一帯がダークカラーに包まれる中、鮮やかな白い毛並みでひときわ存在感を放っている一匹の猫ちゃん。



初めて置かれたにしては全く違和感がなく、たまたま空いたスペースに猫を置いたというよりかは、もともと猫のために用意されたスペースに猫が鎮座していると表現した方がしっくりくるような情景。通常、インテリアを飾る時は周りの空間と合うかどうか相性を考えなければならず、セレクトする者のセンスが問われますが、猫は場所を選ばずその場に溶け込んでしまうから不思議です。

この写真を飼い主さんがSNSのXに投稿したところ、「ナイスアイデア」「これ以上ない場所の使い道」「置くものがない時は猫さんの出番ですね」など、さまざまなメッセージが寄せられて反響を呼んでいます。

それにしても猫を配置するのにぴったりすぎるこのスペース。以前は何が置いてあった場所なのでしょうか。



写真を投稿した飼い主さんにお話を聞いてみると、もともとここにはお子さんたちが使っていた文具や撮りためた写真などが無造作に置いてあったのだそう。そして、日頃から片付けなければ…という思いがあったようです。

「あんにんが我が家に来てから少しずつ断捨離をしていて、未だ済んでいなかった場所の一つがレンジ横でした。ずっと気になっていたのですが、年末に手を付けられなくて今のタイミングになりました。」

電子レンジの匂いを嗅ぐ白猫のあんにん君
これは何ですかニャ?

ようやく片付けが終わった後に現れたのは、電子レンジがもう一台ほど入りそうな空間。飼い主さん的には当初、観葉植物でも置こうかと考えていたそうですが、思っていたよりも暗くて高さがなかったためそのまま放置していたところ、突然あんにんくんがジャンプして飛び乗って来たのだそう。

さすがは猫。いつものんびり過ごしているように見えて、実は家の中に異常がないか日々パトロールを怠らず、普段と違うことがあればすぐに察知する抜け目なさに感服してしまいます。

しかし、冬の時期は食器棚に直接肉球が触れていると、猫も肌寒さを感じるはず。そこで、あんにん君がいない隙を見計らって毛布をセットしてあげた優しい飼い主さん。

食器棚に毛布を敷いてもらって嬉しそうな白猫のあんにん君
快適そうな寝床の出来上がり


レンジ横に猫を置いてみた感想については「あんにんは片づける前からこの場所が気になっている様子だったので、自由に使ってもらえる状態になって良かったと思っています。愛猫の居場所がまた一つ増えたので嬉しいですね。」と回想。

一方、猫ちゃんの気持ちについては「これまで荷物が邪魔して乗れなかった場所に行けるようになり、興味津々だったのではないかと思います。隣のレンジでは猫用のごはんを温めたりしていますので、そんな匂いも感じていたのかもしれません。」と推測してくれました。

その後、あんにん君は扉が少し開いた電子レンジの中にスルリと入り込んでくつろいだり、毛布の上に戻ったりして新しくできた休憩場所を満喫している様子。夜になって眠る時も最初はレンジ横で休んでいるそうですが、夜中になると飼い主さんの布団の中へと移動してくるのだとか。

新しい場所も良いけどやっぱり飼い主さんの側が一番落ち着くのかもしれませんね。寒い季節にほっこり心が温まる猫エピソードでした。

取材協力:あんにんママ(@an_nin_coco)さん

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