インフルエンザで寝込んでいた飼い主さん、真上から猫に監視されているのに気づいて思わず笑ってしまう
猫は飼い主さんの行動や表情から気持ちを読み取って行動すると言われる動物。もしも自分が病気で弱っている時、愛猫が癒やしてくれたらこんなに幸せなことはありません。
つい先日、Xユーザーのしゃーぽ(@syapoyade)さんはインフルエンザにかかってしまい、辛くて自宅のベッドで寝込んでしまう事態に。そんな中、ふとした瞬間に上の方へ視線を向けると、先ほどまで別の場所で寝ていたはずの飼い猫が、真上から自分を見下ろしている光景に気づいたと言います。
その時の様子がこちら。
写真に写っているのは透明なアクリル板で作られたキャットステップの上に座っているサビ猫ちゃん。体の向きが上下逆さまになっていますが、視線は間違いなくカメラの方を向いていて、まるで具合が悪そうな飼い主さんを心配しているかのようです。
一方、寝たままの飼い主さんにとってはラッキーなシチュエーション。
猫ちゃんの座っているアクリル板は透明な素材のため、頭のてっぺんから肉球がぴったり張り付いた足先まで、全てが丸見えの絶景ポジション。体を動かすのが辛くて寝ている時に、こんな光景が目に飛び込んできたらさぞかし嬉しいことでしょう。
もともとこの透明キャットステップは、飼い主さんが「ベッドで寝転びながら猫の肉球や裏側を見れるようにしたい」との思いから設置したものだったそうですが、病気で寝込んでいる時に見られるとは想定していなかったようで「思わず笑って、癒されました笑」と写真の光景を目にした時の心境について語ってくれました。
飼い主インフルエンザにかかり、寝ながらこれを見上げるしかない pic.twitter.com/BI0OEqsRCm
— しゃーぽ (@syapoyade) January 13, 2024
しかし、猫ちゃんの顔をよく見ると、瞳孔が開いて目がまん丸になっているため、もしかすると興奮状態にある可能性も。この後の行動によっては飼い主さんの身に危険が及びかねない状況に見えなくもありません。
ご本人の見解を聞いてみると「この子の目は基本的にまんまるなんですが、私が目を開けるまでこのままの状態で待っていたんじゃないかと思います。よくまんまるの目で監視してくるものですから。」と回答。自分が弱って寝ている時に目覚めるのを待ってくれているとは、何とも心優しい猫ちゃんで、飼い主冥利に尽きるというものです。
この後、飼い主さんと目があった猫ちゃんは嬉しかったのか、テンションが上がってしまい、キャットステップに顔を擦り付けるような仕草を見せ始めたのだとか。普段はこの場所からベッドにダイブしてくることもあるそうなので、微笑ましい光景でありながらスリリングな状況下でもあったようです。
キャットステップの上から飼い主さんを見つめていたのは「しゃけ」ちゃんというメス猫(12歳)。あまえんぼうな性格で普段は寝ていることが多いけれど、ときどきひっくり返ったり暴れたりすることもあるそうで、高齢ながら意表をついた行動には注意が必要な猫ちゃん。
今のお家にやってきたのは、人間にいじめられていたところを、飼い主さんに保護されたことがきっかけ。当初は里親を探したものの見つからなかったことから、そのまま一緒に暮らすことになって現在に至るのだとか。
そんな辛い過去を持つしゃけちゃんですが、今では飼い主さんにとって無くてはならない存在なのだそうで、「何よりも大切な存在ですね。精神的に辛かった時を乗り越えたのも、しゃけが居なければ乗り越えられなかっただろうなとしみじみ思います。」と自身にとって大きな心の支えとなっていることを明かしてくれました。
取材協力:しゃーぽ(@syapoyade)さん