パブの名物猫たちを集めた写真集&パブガイド「ロンドンのパブねこ」
ロンドンにあるパブの名物猫を集めた写真集&パブガイド、「ロンドンのパブねこ」が今月刊行されました。
イギリス人にとってお酒を飲む場所と言えばパブ。
首都ロンドンの街中には至るところにパブがあり、市民の生活に溶け込んでいる一方で、観光で訪れた人にとってはどのお店に入ったら良いか分からないと言われるほど。
パブとはパブリック・ハウス(public house)の略で、その名の通り元々は「公共の家」としてお酒の提供だけでなく食堂や宿泊施設なども備えた施設として発達してきましたが、1800年代頃から酒場としての機能がメインの店が増えはじめ、現在ではお酒を楽しむ場所としてすっかり定着しています。
本書はそんなイギリス・ロンドンのパブの中でも、 一見さんであろうが常連さんであろうが、ビールよりもむしろ猫を目当てにやってくるお客が後を絶たない、名物猫たちを集めた写真集&パブガイド。
パブでお客を魅了している猫たちがお店の顔になるまでの物語をはじめ、日頃の仕事ぶりやパブ自体の魅力も紹介。眺めているだけで、ツンデレ&キュートな猫たちの姿に酔いしれ、癒されます。
お店の人のインタビューも収録
花嫁のビリー、女王の座をおびやかすスモーキー、ビールをディスカウントしちゃうレッグズなど、可愛いだけでなくクセのある猫も続々と登場。
お店の中はリラックスできるニャ〜
<掲載パブの地域(一部)>
レイヴンズコート・パーク、アーチウェイ、ハムステッド、パットニー、メリルボーン、ショーディッチ、ウォルサムストー、カムデン、イースト・グリニッジ、ブリック・レーン、クラパム・コモン、ゴスペル・オーク、ケンティッシュ・タウン、ブリクストン、クリスタル・パレス、ファーリンドン、ワッピング
日本でも昨年、猫を眺めながらお酒を呑めるお店を紹介する書籍が出版されて注目を集めましたが、猫とお酒が好きな人にとっては「猫を眺めながら飲むのが至福のひととき」というのは、日本でもイギリスでも同じのようですね。
また、本書にはパブの場所を記したマップも付いているので、ロンドンに訪れた際には実際に猫に会いに行くことも可能。ロンドンにいく予定のある人はもちろん、今後行ってみたいと思っている猫好きな人は、ぜひとも読んでおきたい1冊となっています。
著者:ヴィッキー・レーン
撮影:ティム・ホワイト
翻訳:尾原美保
仕様:A5変型判/並製/176ページ
出版:グラフィック社
発売:2018年1月10日
定価:本体 1,500 円(税別)
画像提供:Graphic-sha Publishing Co., Ltd.
参考:猫と酔える12の名店を収録、猫と呑み助 東京「猫呑み」のススメ