スフィンクス(Sphynx) – 猫の種類&図鑑
スフィンクスの写真
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基本情報
■原産 : カナダ(突然変異種)
■祖先 : デボンレックスなど
■体型 : セミフォーリン
■寿命 : 13〜15歳
■体重 : 3〜5.0kg(オス)
■体重 : 3〜4.5kg(メス)
■毛種 : 無毛種
■毛色 : 全部
■毛柄 : 全部
■目色 : 全部
歴史
スフィンクスと言えば「無毛種」の代表格ですが、昔から無毛種の猫は突然変異によって生まれることがあり、世界各地でその記録が残っています。最も古い記録は1960年代、カナダのトロントで突然変異によって生まれた無毛の猫で、繁殖が試みられましたがこの時は品種として確立されるには至りませんでした。
1970年代に入ると、アメリカのマークスティン夫妻が中心となって無毛の猫と「デボンレックス」の交配を行い、やがてスフィンクスの原型が誕生しました。その後も改良が進められて、1980年にはスフィンクスという品種でTICAに公認されました。デボンレックスとスフィンクスの交配には問題があることが判明したため現在は禁じられており、団体によって異なりますが、「アメリカンショートヘア」や「ロシアンブルー」などとの交配が認められています。
スフィンクスという名前の由来は、エジプトのスフィンクス像に似ていることからきています。
特徴
「無毛」が最大の特徴で、ヒゲも生えていません。正確には体にうっすらとした産毛が生えていますが、ほぼ無毛で皮膚が露出しており、その表面にはしわが多くみられます。また、大きな耳とレモン型の目を持つ独特な顔も特徴的で、映画「E.T.」のモデルになったのはスフィンクスではないかとの憶測が出たこともあるほどです。
性格
あまり人見知りをしない性格なので、初めて会った人間や他の動物ともうまく接することが多いと言います。また、愛情深いところもあれば、飼い主の気を引こうとしたりするなど、色んな側面を持ち合わせているため飽きさせない猫です。
病気、怪我、注意点
体毛がないため皮膚に皮脂が溜まりやすく(特にしわの部分)、放っておくと皮膚病の原因となります。毎日朝と晩に蒸しタオルなどで脂を拭き取り、2週間に1回くらいのペースでシャンプーをしてあげるようにしましょう。また、皮膚がむき出しのため傷がつきやすく寒さや直射日光に弱いので、服を着せたり温度管理に注意を払う必要もあります。
スフィンクスの動画