貴方のそれ、セクハラですニャ!猫がハラスメントを匿名メールで通知する「ソレハラ」

猫が貴方に代わってセクハラやパワハラなどを匿名で通知してくれる、ハラスメント代理通知サービス「ソレハラ」が2018年5月30日に公開されました。

ハラスメント代理通知サービス「ソレハラ」

セクハラ、パワハラ、アルハラ、モラハラ、スメハラなど、今やさまざまなハラスメントが社会問題として指摘されるようになった昨今、特に企業においては職場のイジメや嫌がらせについての相談件数が増加傾向にあると言われ、ハラスメントの予防や解決に向けた提言が周知されるようになってきました。

例えばセクシャル・ハラスメントについて厚生労働省の指針では、職務上の地位を利用して性的な関係を強要し拒否した相手に不利益を負わせる「対価型」と、職場内での性的な言動により働く人たちを不快にさせて職場環境を損なう「環境型」の2タイプに分類。セクハラに気づくポイントとして、相手に不快な思いをさせるだけでもセクハラ行為になる場合があることを指摘しています。

しかしながら、ハラスメントは加害者自身が気づいてないことも多く、また、被害者側も声をあげにくいという現状があります。

そんな中、登場したのが「ソレハラ」というWEBサービス。

 


ソレハラとは

この度登場した「ソレハラ」というWEBサービスは、職場でハラスメント行為をしている人に対して被害を受けた人が匿名でメールを送れるというもの。

5つの質問に答えるだけで「◯◯ハラスメントを行っています」という内容の匿名メールを加害側の本人宛てに送ることができ、メールを受信した人はそれに対してリアクションを返すことが可能。開発企業によると、相手のメールアドレスさえ知っていれば誰でも簡単に匿名メールを送ることができるため、組織内ハラスメントを軽度な段階で認知させることが可能であるとしています。

ハラスメントに心当たりがある時点で、誰がメールを送ってきたのかある程度特定できてしまうケースもありそうな気がしますが・・百聞は一見にしかず。Cat Press編集部で実際に使ってみました。

 

ハラスメントを通知する

使い方はとっても簡単。「ソレハラ」のWEBサイト(https://sorehara.com/)にアクセスしたら、相手のメールアドレスを入力して選択項目をチェックするだけ。

ハラスメント内容の入力イメージ by ソレハラ項目のほとんどは選択式

<通知手順>
1. ハラスメントの種類を選択
2. ハラスメントのレベルを選択
3. 相手のメールアドレスと名字を入力
4. 通知メールの送信時間を設定
5. プレビューを確認して送信

ハラスメントの匿名通知メール送信完了画面 by ソレハラ手軽に通知できるのですニャ

基本的には選択式なのでハラスメントの内容が具体的に明かされず、メールの送信時間を設定してハラスメントの発生から通知までの間に時間差を設けられるようになっているため、通知する側が身バレする可能性を少なくする配慮がされています。

 

ハラスメントを受信する

さて、では匿名メールを送られた側はどのような体験をするのでしょうか。

いつものように何気なくメーラーを使っていると、突然「●●さん ソレハラからのお知らせです。」というタイトルのメールが届きます。

ハラスメント通知メールの受信イメージ

送り主は「ハラスメント代理通知サービス」となっているので、受け取った側にはこの時点で少し緊張感が漂いますが、メールを開くと一変、イメージキャラクターの「ソレネコ」が登場してご挨拶。

ハラスメント通報メールを開いたイメージ by ソレハラ

な〜んだ、可愛い猫キャラではないですか・・と思いきや、よく見るとその下に「実は●●さんが周りが疲労困憊するほどセクハラをしているとの目撃情報が入りました。」と、自分を名指しした衝撃的なメッセージが。

ちなみに「疲労困憊」の位置にはハラスメントのレベルが、「セクハラ」の位置にはハラスメントの種類で選択したものがそれぞれ表示されるようになっていますよ。

画面を下にスクロールすると「反省している」「こちらに非はない」のボタンが現れます。

セクハラ&パワハラ匿名メールのリアクション選択画面 by ソレハラ

なんだか説得されているような文言で思わず「反省している」をクリックしてしまいそうですが、どちらかのボタンをクリックすると、ハラスメントについての「心当たりの有無」と「メールの送り主に対する反応」を選択することができます。

セクハラ&パワハラ匿名メールのリアクション選択画面2 by ソレハラ

匿名メールを受信した側のアクションはこれで完了。送り主に直接コンタクトすることはできないので、相手が誰だか分からないまま単にリアクションを返すだけとなります。

 

相手の反応を確認する

一方、匿名メールを送った側の人にとっては、相手がハラスメントをした自覚があるのかどうか気になるところですよね。相手が匿名メールを見てリアクションを行っていれば、その内容を知ることができます。

再び「ソレハラ」のサイトにアクセスしてみると、トップページに「受信者の反応を確認」というボタンが出現しているのでそれをクリック。

セクハラ&パワハラ通知サービス「ソレハラ」のトップページ

すると自分が送信した匿名メールの履歴が表示され、相手から反応があった場合には「状態」の欄が「反応あり」になっているので、クリックするとさらに詳細を見ることができるようになっています。

セクハラ&パワハラ通知サービス「ソレハラ」の履歴画面

匿名メールを送る側も受信する側も、会員登録やログインなどをする必要がなく全てのアクションが完結するので、手軽に利用できるのが良いですね。

しかし、なぜこのようなサイトを立ち上げようと思ったのか。

開発元の企業によると、ある日、代表が居眠りをしながら仕事をしているメンバーに対して、何気なく「カフェイン剤がそこにあるから飲むべきでは?コーヒーの1/20のコストですよ。」と言ったところ、「それはパワハラになります。」と、笑いながら言われたことがきっかけに。

ハラスメント行為は、該当するかどうかがハラスメントを受ける側の価値観に委ねられるため、普段の何気ない言動が相手にとっては嫌がらせに感じるという場合が少なくありません。そのため、「どこまでがハラスメント行為なのか」を世代や上下関係の壁を超えて教え合うことで、被害者・加害者・会社が最悪な事態に陥るのを防げるのではないか、との思いからサービスを開発することに至ったのだとか。

「ソレハラ」は誰でも無料で利用することができますが、法人利用は現在テスト中で将来的には課金制への移行を予定しているそうですので、気になる方は試してみては。

参考:sorehara.com

(C) Quaerere Co,. Ltd./prtimes.jp

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