一緒に遊びながら猫をトレーニングできる、書籍「猫との暮らしが変わる遊びのレシピ」
猫と快適に暮らすためのトレーニング法を記した書籍、「猫との暮らしが変わる遊びのレシピ」が4月3日に発売されました。
猫を飼っている皆さんは普段、愛猫とどのように遊んでいるでしょうか?
紐で遊んであげたり、猫じゃらしで遊んであげたり、最近では色んな種類の猫用のオモチャが販売されていますので、「遊ぶモノ」には事欠かないのではないかと思いますが、愛猫との「遊び方」について考えるきっかけというのは、あまり多くないのではないでしょうか。
本書では、そんな「猫との遊び方」をキャットインストラクターや動物の行動コンサルタントなど、専門家による知見に基づいて考案し、「レシピ」というカタチで写真を交えながら詳しく紹介されている書籍です。
<目次>
1.猫と遊ぶための準備編
2.猫との絆を強くする小さなふれあい編
3.猫の心と体を健康にする小さなエクササイズ編
4.猫と過ごすゆったりタイムのお楽しみ編
5.目指せ長寿猫!健康管理も遊んで楽しく編
6.いざという時のためにも遊んで備える編
7.猫の遊びに関するQ&Aとまとめの編
猫を飼っていると、イタズラや破壊行動など、問題行動に手を焼いたりすることが珍しくありません。
本書では、猫がそのような問題行動をとってしまう背景には、適切な「しつけ」ができていないからであると指摘。しかし、その「しつけ」とは、猫の問題行動を叱るのではなく「良い行動をしたら褒めてあげる」というもの。
そして、その良い行動を猫が楽しみながら覚えることを「遊び」と表現しています。
全部で7章からなる本書は、猫本来の学習能力を生かして猫と飼い主さんが楽しく遊びながら、いろいろな行動ができるようになっていくうちに、いつの間にか快適に暮らす方法をお互いが学んでいる、そんなユニークな内容となっています。
例えば来客があると全く姿を現さない人見知りな猫ちゃんの対処法や、災害などの緊急時に、ストレスをかけずに首輪やハーネスをつけたりキャリーバッグに入ってくれるようにするため、普段の生活の中で遊びながら練習する方法などが解説されています。
また、本書で紹介されている遊びのレシピの多くは、クリッカーという「音」の出る道具を活用しているのも特徴。クリッカーがなくても代わりになるものがあれば大丈夫なようですが、500円前後で手に入るので、新しいオモチャのひとつとして用意しても良いかもしれませんね。
著者はキャットインストラクターの坂崎清歌さんと、動物の行動コンサルタントの青木愛弓さん。
坂崎さんは猫とのコミュニケーションや健康管理、QOL(生活の質)の向上、ストレス軽減を目的としたトレーニングなどを提案する教室 「Happy Cat」を主宰。一方の青木さんは、応用行動分析学(ABA)に基づき、動物園や水族館、家庭で暮らす動物のQOLを向上させる取り組みをサポートしており、多数の著作を発表されている方です。
また、本書の写真撮影を担当したのは、猫カメラマンとして人気の石原さくらさん。猫たちの可愛らしい表情を捉えた写真にも癒やされそうな一冊となっています。
愛猫の問題行動に困っている、愛猫との遊び方が分からない、愛猫ともっと仲良くなりたいという方は、手にとって見てはいかがでしょうか。
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出典:prtimes.jp