鳥取県が飼い猫の去勢、避妊手術費の助成を4月から開始

鳥取県が4月から飼い猫の不妊手術(去勢手術、避妊手術)費用を助成する取り組みを始めました。

野良猫などの不妊手術費用を助成する自治体は増えてきましたが、飼い猫の手術費用まで負担するのは珍しいケースです。

鳥取県では獣医師会が2011年から同様の取り組みを行っており、今までもオスは2,000円、メスは4,000円まで不妊手術費の助成を受けることができました。

ただし世帯につき1匹、鳥取県全体で200匹までという制限があったため、以下のように条件を緩和したうえで、獣医師会を通じて県による助成がおこなわれることになります。

■助成の制限(変更前)
1世帯につき1匹まで
鳥取県全体で200匹まで

■助成の制限(変更前)
1世帯につき5匹まで
鳥取県全体で200匹まで+メス200匹

このような助成を行うに至った背景には、鳥取県における猫の収容数がなかなか減らないという実態があります。

 
▽犬・猫の返還数、譲渡数、処分数(平成 16 年度~平成 26 年度)
犬・猫の返還数、譲渡数、処分数(平成 16 年度~平成 26 年度)/鳥取県
鳥取県における猫の収容数は2014年時点で年間1,107匹ですが、そのうち959匹が殺処分されています。

 
▽犬・猫の収容数及び引取数(平成 16 年度~平成 26 年度)
犬・猫の収容数及び引取数(平成 16 年度~平成 26 年度)/鳥取県
猫の譲渡数が増えているため殺処分の数は減少傾向ですが、収容数はここ数年横ばいの状態が続いています(赤枠部分)。

保健所に収容される猫は飼い猫から生まれて育てきれなくなった子猫が多いため、助成により不妊手術の費用負担を軽減することで、飼い主が猫を手放すことを未然に防ぐことが期待できると、県では見ています。

本来、経済的やその他の理由などで生まれてきた猫を終生飼育できない場合は、飼い主側で不妊手術を行う責任がありますが、飼い主の自主的な行動に委ねている現状では収容数が減らないため、自治体主導による対策が必要と判断したようです。

 

申込方法

下記、いずれかの方法で申し込むことができます。

  • 郵送
  • 4月中旬から鳥取県内の動物病院に申込用紙が配布される予定で、5月31日(必着)までに鳥取県の獣医師会宛てに郵送で応募します。

  • HP
  • 鳥取県の獣医師会のWEBサイトからも申し込むことができます。

    なお、今回の助成は鳥取県に在住している猫の飼い主が対象で、手術を行うのは県内の動物病院に限定されます。

     
    <参考サイト>
    鳥取県 獣医師会
    鳥取県 犬猫の統計等

     

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