目黒雅叙園の和室で楽しむ猫アート「福ねこ展 at 百段階段」

東京・目黒区にある、1931年に国内で最初に誕生した総合結婚式場、目黒雅叙園。

その園内にある、東京都指定有形文化財「百段階段」で2017年4月26日(水)から、「和室で楽しむねこアート」をコンセプトにした展覧会「福ねこ展 at 百段階段」が開催されます。

目黒雅叙園・百段階段「清方の間」百段階段 「清方の間」

百段階段とは、1935年に建造され2009年に東京都の指定有形文化財に指定された、目黒雅叙園に現存する唯一の木造建築。99段もある長い階段廊下で結ばれた7つの部屋はかつて食事を楽しんだり宴などが催された場所で、各部屋の天井や欄間には当時屈指の著名な画家たちによる美しい作品が描かれており、江戸文化の贅(ぜい)を受け継ぐ昭和の色彩空間として現在も大切に保存されています。

通常、一部の企画展以外では撮影が認められていないこの「百段階段」ですが、今回の展覧会の期間中は全室が撮影可能となり、文化財を舞台に独創性と技量に富んだ9名のアーティストによる約1,000点もの作品を楽しむことができます。

※商業的な撮影やフラッシュ・三脚を使用した撮影は除く

そこで今回は「福ねこ展 at 百段階段」の見どころをご紹介したいと思います。

 

展示内容

会場には日本を代表する猫作品クリエイターによる、6ジャンル(絵画、立体、陶芸、人形、彫刻、写真)約1,000点もの猫アート作品が展示されます。

■生命形態作家 もりわじん
日本で初めて猫を神仏像にした猫アートの先駆者で、その作品が持つ柔らかな猫の表情は、猫の新たな魅力を感じさせてくれます。福招き猫366匹に誕生日を記した「誕生日猫」(1年365日+うるう年)の作品では、観覧者自身の誕生日を探して楽しむことができます。

もりわじんの猫作品「楽涅槃猫」もりわじん:楽涅槃猫

■造形作家 小澤康麿(やすまろ)
浮世絵を立体化した陶芸作品で近年話題となっている氏の作品は、猫好きな浮世絵師として知られる歌川国芳の作品「猫飼好五十三疋」に描かれている53匹の猫を完全に再現した立体作品など、平安時代の貴族から江戸庶民にまで愛された福猫たちが展示されます。

小澤康麿の猫作品「猫飼好五十三疋 ばけあま(亀山)」小澤康麿:猫飼好五十三疋 ばけあま(亀山)

■切り絵作家 松風直美
猫を中心にさまざまな動物や花などの作品を手がける切り絵作家。超絶技巧を駆使した展示作品からは、切り絵の表現力の高さに驚かされる技ありの世界を堪能することができます。

松風直美の猫作品「きりえ 波山猫又之図」松風直美:きりえ 波山猫又之図

■日本画家 川上けいすけ
日本画の手法で前衛的な作品を描く川上けいすけ氏は、人間に媚びないねこを独特の技法で描き上げた日本画をはじめ、猫のヌーボー日本画と花、「草丘の間」のコラボレーションなどの作品が展示されます。

川上けいすけの猫作品「屏風 三匹の猫」川上けいすけ:屏風 三匹の猫

■創作人形作家 石渡いくよ
時代衣装の猫に託して人間の姿を生き生きと表現する創作人形作家。主に古い時代の着物を探して仕立て直し、時には特注して織ってもらうほど衣装へのこだわりが強く、会場では江戸縮緬古裂の衣裳をまとった猫人形の世界に触れることができます。

石渡いくよの猫作品「語り部 琵琶法師」石渡いくよ:語り部 琵琶法師

■美術家 なかむらじん
美術鋳物の制作や製図、版画などマルチな活動をする美術家。伝統的な枠組みに新しい価値を盛り込むスタイルによって生み出された、古伊万里風のアート器や猫仏画など、ジャンルにとらわれない猫作品が展示されます。

なかむらじんの猫作品「平成色絵印判楕円皿」なかむらじん:平成色絵印判楕円皿

■彫刻家 はしもとみお
「生」をテーマに動物の肖像彫刻を制作する彫刻家で、ユニクロのCMで彫刻を掘る姿を見掛けたことがある方も多いのでは。温もりのある木彫で表現された可憐な動物作品は、命を吹き込まれて今にも動き出しそうです。

はしもとみおの猫作品「彫刻」はしもとみお:猫の彫刻

■絵描き 石黒亜矢子
妖怪や架空の生き物&動物などを描く画家。昨年12月には自身の作品を集めた石黒亜矢子作品集も出版。コワ可愛い猫の妖怪画など、迫力のある画力とユニークな世界観の作品を楽しめます。

石黒亜矢子の猫作品「鬼子母猫百号」石黒亜矢子「鬼子母猫百号」

■写真家 アクセント
格闘技や踊っているように見える猫たちの姿を半年で10万枚以上も撮影してまとめた作品集「のら猫拳」が話題の写真家。猫の躍動感あふれる一瞬を切り取った作品には、普段なかなか見ることができない猫の生き生きとした表情が収められています。

写真家アクセントの猫作品「のら猫拳」アクセント:のら猫拳

 

2種類の猫マーケットを同時開催】

また、展覧会の期間中は作品の展示意外にも、猫をテーマにした作品やグッズなどを購入することができます。

■猫アートマーケット
展覧会に出展する作家をはじめ、17名もの猫作品アーティストが手がけた1点ものの作品を展示、即売するギャラリーショップが登場します。

<出展作家(一部)>
稲田敦(アート刺繍/イラスト/人形)、奥平浩美(ジュエリー)、きびねの(創作人形)、小紅(友禅染絵)、櫻井魔己子(立体造形)、東早苗(九谷焼)、平林義教・利依子(七宝焼)、松本浩子(人形)、目羅健嗣(絵画/立体)

場所:会場内 頂上の間

■猫グッズマーケット
猫をあしらったステーショナリーや猫をモチーフにデザインした小物などを販売するマーケットも登場。猫好きなへのお土産に喜ばれそうな、センスのよい猫グッズが並びます。

場所:会場内 物販コーナー

 

「福ねこ at 百段階段展 ~和室で楽しむ ねこアート~」

期間:2017年4月26日(水)~5月14日(日)
時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
入場:当日 1,500円 / 前売 1,200円
  :学生 800円 小学生以下無料
※4月25日まで園内にて前売(1,000円)も実施
※学生料金の適用は学生証の呈示が必要

会場:目黒雅叙園 「百段階段」

東京都目黒区下目黒1−8−1

出典:atpress.ne.jp

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