世界を魅了した茶トラ猫の続編映画は…Xmasに起こった物語!『ボブという名の猫2』公開決定

ホームレスになったストリート・ミュージシャンを救った猫として世界的に有名な茶トラ猫の「ボブ」。その出演映画の最新作『ボブという名の猫2』(仮)が2021年に日本で公開されることが本日発表されました。

ジェームズ・ボウエンと愛猫のボブの写真(James Bowen & Streetcat Bob)
(C) James Bowen & Streetcat Bob

もともと野良猫だったボブを一躍有名にしたのは、イギリスのベストセラー小説『ボブという名のストリート・キャット』。

ストリート・ミュージシャンとして生計を立てていた主人公の青年が、薬物依存で親にも見放されてどん底の生活を送っていたところ、一匹の茶トラ猫と出会い、互いに支え合い、困難を乗り越えていく奇跡と友情を描いたノンフィクションストーリーで、世界30か国を超える国々で出版され、シリーズ累計発行部数は1,000万部を突破。

書籍『ボブという名のストリート・キャット』『ボブがくれた世界』『ボブが教えてくれたこと』の表紙イメージ
(C) TATSUMI PUBLISHING CO.,LTD

ボブが本人役で出演した映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』はイギリス王室のキャサリン妃も観賞に訪れて絶賛するなど、世界的な大ヒットを記録。2017年には原作者でストリートミュージシャンのジェームズ・ボーエンと愛猫のボブが初来日し、トークショーを含む試写会が開催されたことから日本でも大きな話題となりました。

ところが、今年の6月に交通事故に遭い、突然虹の橋を渡ってしまったボブ。


人々に温かい希望と感動を与えてくれた猫の予期せぬ死を多くのファンが悼んでいました。

そんなボブは亡くなる前に、ジェームズさんの著書を原作とした続編映画の撮影を終えており、完成した映画『A Christmas Gift from Bob』が11月よりイギリスで公開中。そして来年には日本でも公開されることが正式決定し、気になるストーリーも明らかになってきました。

続編となる映画『ボブという名の猫2』(仮)はクリスマスに起こったボブとジェームズの実話に基づく物語。

映画『ボブという名の猫2』のワンシーン、ルーク・トレッダウェイ演じるジェームズ・ボーエンと茶トラ猫のボブ
続編映画のワンシーン

ホームレスのストリート・ミュージシャンから一躍ベストセラー作家へと転身したジェームズ・ボーエンは、ある日、彼の愛猫である茶トラの「ボブ」と出版社のクリスマスパーティーに出席。その帰路の途中で、路上演奏違反の疑いで警察官に取り押さえられていたホームレスを助けることに。自暴自棄になっていたその男にジェームズは、自身が生計を立てるために路上で過ごした最後のクリスマスの話を語り始める――。

それはジェームズにとって最も困難で苦しい選択を迫られた、忘れられないクリスマスの出来事。ボブはどのようにしてジェームズを人生の挫折から再び立ち直らせたのか。人々の優しさや、人間的な強さ、ボブとジェームズの更なる絆を描いた心温まる物語が描かれています。

主役のジェームズ役は『タイタンの戦い』『アタック・ザ・ブロック』などの作品に出演している英国出身の俳優ルーク・トレッダウェイが前作に引き続き演じているほか、監督は映画『ベラのワンダフル・ホーム』『イルカと少年』などを手掛けたチャールズ・マーティン・スミスが担当。

具体的な公開月はまだ明らかになっていませんが、2021年中に新宿ピカデリーやシネスイッチ銀座をはじめ、全国の映画館で上映される予定となっています。

<参考>
ボブという名の猫、シリーズ最新刊「ボブが遺してくれたギフト」が登場!ホームレスの支援企画もあるニャ
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