茶トラの歴史、特徴、性格 – 毛色別に猫を解説

茶トラとは、濃いオレンジと薄いオレンジの縞模様を持つ猫のことです。

茶トラ - 猫のタイプ(毛色・毛柄・模様)

 

茶トラの名称

別名 :チャトラ、赤猫、赤トラ、ヤス猫
英名 :Red Mackerel Tabby(レッドマッカレルタビー)
英別名:Ginger Cat(ジンジャーキャット)

 

茶トラの歴史・起源

大昔、猫はもともとキジトラ模様の個体しか存在しませんでしたが、茶トラはトルコ付近で突然変異によって生まれた柄で、そこから世界各地に広まっていったものと考えられています。

日本では安土桃山時代に第17代島津義弘公が茶トラ(厳密には茶白)を連れて朝鮮に出征したという伝説が残っており、その時生き残った猫が義弘の子である久保(ひさやす)に愛されたことから、鹿児島では茶トラのことをヤス猫と呼ぶことも。

しかし、江戸時代より以前の日本の絵画には茶トラが描かれていないため、日本に茶トラがやってきたのは江戸時代以降で、比較的新しい模様の猫であると考えられています。

 

茶トラの特徴

■オス猫が多い
オス猫は茶トラのオレンジ色を作りだす優性遺伝の「O」という遺伝子を、両親のどちらか片方から引き継げば茶トラになります。(オス猫のうち茶トラになる確率は約28%)

■メス猫が少ない
メス猫は茶トラのオレンジ色を作りだす優性遺伝の「O」という遺伝子を、両親双方から引き継げば茶トラになります。両親から共に引き継げる確率はオス猫より当然低くなるので、その分、茶トラのメス猫が生まれてくる確率も低くなるというわけです。(メス猫のうち茶トラになる確率は約7%)

■顔にトラ猫の共通点がある
縞模様を持つトラ猫の顔に共通する3つの特徴が茶トラにも見られます。

・額にM字の模様
・アイライン
・クレオパトラライン

茶トラの特徴、M字、アイライン、クレオパトラライン

■体が大きい?
茶トラは体が大きいというイメージを持たれがちですが、必ずしもそんなことはありません。

体が大きいイメージを持たれている茶トラ

上で述べたとおり茶トラはオス猫の数が多く、一般的にオス猫の方がメス猫より体格が大きいため、「茶トラを見かける⇒体格の良いオス猫を見かけることが多い⇒茶トラは体が大きい」という認識になりやすいのです。従って、茶トラだから体が大きいとは言えないけれど、大きい茶トラを見かける頻度は高いとは言えるでしょう。

■尻尾の毛色が薄い
キジトラやサバトラなど他のトラ猫たちと違って、茶トラは尻尾の先の毛色が薄くなるという特徴があります。

茶トラの尻尾の先は色が薄いという特徴がある

■その他の特徴
肉球:ピンク色が多い
目色:イエロー、ゴールド
毛種:短毛、長毛どちらも存在

 

茶トラの性格

茶トラは「食い意地が張っている」「食いしん坊である」とのイメージを持たれがちですが、これもオス猫の数が多いことが影響していると考えられます。一般的にオス猫の方がメス猫より食べる量が多いため、「茶トラを見かける⇒たくさん食べるオス猫を見かけることが多い⇒茶トラは食いしん坊である」という認識になりやすいというわけです。毛色が性格を決めているのではないことに注意が必要ですね。

食いしん坊、食い意地が張っているイメージのある茶トラ

そのほか茶トラの飼い主さんからは「甘えん坊である」といった人懐っこさを指摘する声や、「警戒心が少ない」「細かいことを気にしない」といった、天然なのか大らかなのかよく分からないけれど憎めない性格をしているという声が多く聞かれ、愛すべきキャラとして認知されているようです。

※毛色によって猫の性格が決まるかどうかは専門家の間でも見解が分かれますので、本項については傾向や可能性のひとつ程度にお考えください。

 

茶トラの名前

<オス>
茶太郎、とら、ちゃとらん、チャポン、チャタ王

<メス>
マロン、ちゃこ、トラ子、チャミ、チャッキー

※CatPress編集部が独自に調査・考案した結果、茶トラにオススメの名前を記載しています。茶トラに名前を付けようと思っている方はぜひ参考にしてください。

 

茶トラと近い毛色の猫

・茶トラ白(茶白、白茶)
・クリーム
・クリーム白

 

茶トラを飼っている有名人

田中要次、とよた真帆、室井滋、中川翔子
参考:猫を飼っている芸能人一覧