猫アレルギーの症状、原因、対策

猫アレルギーとは

猫アレルギーは、人間が猫と接触することで起こるアレルギー反応のことです。

症状は軽度なものから重度なものまでさまざまですが、治療法がまだ完全に確立されていないため、これから猫を飼おうと思っている人は自身はもちろんのこと、同居人がいる場合は全員猫アレルギー検査をしておくことが重要です。

すでに猫を飼っている人でも突然猫アレルギーが発症することがありますので、猫アレルギーについての知識は身に付けておきましょう。

 

猫アレルギーの症状

猫アレルギーには風邪や花粉症のような程度の軽いものから、命にかかわるような重度なものまでありますが、どのような症状が出るかは環境や個人差などによる影響が大きいと言われています。

<症状>
・くしゃみ、鼻水、咳がでる
・目がかゆくなる
・目が赤くなる
・喉が痛くなる
・猫に触った皮膚がかゆくなる、赤くなる、腫れる
・喘息になる
・呼吸困難になる

 

猫アレルギーの検査

猫が近くにいる時だけ上記の症状がでる場合は猫アレルギーの可能性がありますので、病院で検査をしてもらいましょう。内科、皮膚科、アレルギー科などで検査ができることが多いので、病院に問い合わせをしてみましょう。

これから猫を飼いたいと思っている人も同じように検査をするべきですが、猫アレルギーかどうかを手軽に知る方法として、猫カフェに行くと良いと言う人もいます。確かに猫アレルギーを持っている場合は、猫と同じ空間にいて猫を触ったりしていると、上記のような症状が出る可能性は高いと考えられます。

しかし、猫カフェの店内や猫自体が清潔に保たれていると、軽度の猫アレルギーの場合は症状が出ないこともありますし、人によってはアレルギーが出る猫と出ない猫がいるという、相性のようなものまであると言われています。

従って、猫を飼うことを検討している場合は、最終的には病院で検査をすることを強くお勧めします。

猫アレルギーの検査料金は、猫アレルギーの検査を受けに来たという場合は保険適用外になることが多く、その場合は10,000円前後の料金になります。猫アレルギーの症状が出てしまったので検査を受けに来たという場合は保険適用になるケースが多く、その場合は3割負担になります。

 

猫アレルギーの原因

猫アレルギーは猫の唾液や分泌物などに含まれるアレルゲン(アレルギーを引き起こす要因)が猫の毛やフケに付着して空気中に浮遊し、それを体内に取り込むことで症状が発生します。

アレルゲンが体内に入り込むと、猫アレルギー体質の人の身体はそれを危険因子とみなして過剰な反応を起こしますが、その過剰反応が猫アレルギーの症状となって現れます。

 

猫アレルギーの対策

猫アレルギーを引き起こしている原因(アレルゲン)を減らすことが最も有効な対策です。

猫アレルギー体質の人は他の要因によってもアレルギー症状を引き起こすことが多いため、アレルギーを引き起こしやすいホコリ、ダニ、カビなども一緒に減らすようにすることを心がけましょう。

<アレルゲンを減らす方法>
■天井、壁、床を掃除する
猫のフケや毛、ホコリなどはアレルゲンを含んでいても舞いやすいので、床だけでなく壁や天井にも付着します。水拭きや水分を含んだウェットシートなどの掃除道具を使って拭き取ってから、乾拭きや掃除機をかけましょう。床から掃除すると二度手間になってしまうので、天井→壁→床の順に掃除するとよいでしょう。

■布やウール製品を清潔に保つ
ソファー、クッション、カーペット、ラグ、ぬいぐるみ、衣服など、布製品やウール製品はアレルゲンが付着しやすいのでこまめに掃除しましょう。猫の生活空間からなるべく布やウール製品を減らすようにしてみると症状を軽減できる可能性がありますし、掃除する手間も減らすことができます。また、カーペットを敷いている場合は、撤去してフローリングに変えたほうがよいでしょう。

■空気清浄機を使う
最近ではペット用の空気清浄機なども発売されていますが、空気清浄機の内部を掃除をするとホコリや毛が吸着しているので、アレルゲンの元を減らす効果はあると言えるでしょう。しかし、アレルギー症状が軽減する効果が得られるかどうかは、他の要因や個人差などの影響によります。

ペット用の製品でも1〜2万円で購入できるものがありますので、アレルギー症状を軽減できる可能性のある手段としては検討しやすい部類に入るでしょう。製品を選ぶ際には、動物病院のスタッフさんや猫カフェの店員さんなどにオススメの空気清浄機を聞いてみると参考になる場合もあります。

■カーテンを洗濯する
カーテンはアレルゲンが付着しやすいので、2〜3ヶ月に1度は洗濯をしましょう。カーテンを洗濯することによって空気中のアレルゲンを7分の1にまで減らすことができた例もあると言われています。

■猫と寝室を別にする
猫アレルギーの症状がすでに出ていれば猫と一緒に寝ないようにしましょう。猫を寝室に入るだけでも猫の毛やフケが部屋に舞ってしまうので、寝室には猫が出入りできないようにした方がよいでしょう。

■シャンプーをする
猫の唾液にはアレルギー反応を引き起こすアレルゲンが含まれていて、猫の毛繕いによって身体中の毛にアレルゲンが付着してしまいます。症状にもよりますが、1ヶ月に1度くらいは猫を専用のシャンプーで洗ったほうがよいでしょう。

■ブラッシングをする
同じような理由から、空気中に舞う猫の毛を減らすためにこまめにブラッシングをしましょう。

■猫に触ったら手を洗う
同じような理由から、猫の毛を触ったり抱っこをした後はしっかりと手を洗うようにましょう。

■オス猫は去勢する
オス猫の場合は去勢するとアレルゲンの分泌が抑えられるため、アレルゲンの量を減らすことができます。また、オス猫よりメス猫の方がアレルゲンの分泌が少ないとされていますが、オス猫と比べてどれだけアレルギー症状を軽減できるかは分かりません。

 

猫アレルギーの治療

猫アレルギーの治療法はまだ完全に確立されていないため、現状では治すことができません。

そのため、「病院で症状を抑える薬を処方してもらう」、「アレルゲンを減らす努力をする」ことにより、症状を軽減するしかありません。

猫を飼っていて猫アレルギーになってしまった場合、まずは「猫アレルギーの対策」の項で紹介した方法を徹底的に実践して、症状を軽減できないか試してみましょう。

生活を続けるのが困難な症状や命にかかわるような症状が見られる場合は、家族や知人に頼んだり里親募集をするなどして、貴方の猫を一生大切に面倒見てくれる人を必ず探すようにしましょう。

猫アレルギーになってしまったからといって飼育を放棄したり猫を捨ててしまうと、法律違反となり処罰の対象になります。これから猫を飼うことを検討している方は、事前に猫アレルギーの検査をすることはもちろんのこと、今後新しい家族が増えてその人が猫アレルギーになってしまったとしても、飼い主として法的責任があることを忘れてはいけません。

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