猫と同居すると赤ちゃんは猫アレルギーになりやすい?

猫を飼っている人やこれから飼おうと検討している人がよく気になる事として、猫と一緒に暮らすと人間の赤ちゃんや子供は「猫アレルギー」になりやすいのか?という疑問があります。

猫アレルギー  子供

赤ちゃんはお母さんのお腹の中で胎盤を通じて提供される抗体や、生まれてから母乳を通じて提供される抗体によって、生後約6ヶ月くらいの間は病原菌の感染から赤ちゃんが守られていると言われています。

しかし、その抗体が猫アレルギーからも守ってくれるのかと言うとそうではありませんので、出産を控えていたり妊娠を考えている人にとっては、飼っている猫やこれから猫を飼うことについて不安を感じるのも自然なことです。

ペットと暮らす事とアレルギーとの関連については、デンマークで行われた調査結果が2016年3月2日に公表されていますのでご紹介したいと思います。

デンマーク

それによると、妊娠後期から赤ちゃんの誕生後1年の間に、室内に犬や猫がいた399人の赤ちゃんを対象として、13歳になるまで追跡調査を行いました。

調査した内容は、1歳になった時にベッドのホコリを採取してアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)の量を計測。その後、13歳になるまでの間に定期的にアレルギー反応の検査と鼻炎の有無を診断するというもの。

その調査したデータを解析したところ、

・出産前後の室内環境に犬や猫がいること
・ベッドのホコリに含まれるアレルゲンの量
と、小児期おけるアレルギー反応や鼻炎との間には関連が見られませんでした。

つまり、猫と室内で同居していて、ベッドのホコリに猫のアレルゲンが付着していても、そうした環境で育った子供に猫アレルギー反応や鼻炎が発生しやすい傾向は見られなかったということです。

さらに研究では、出産前後にアレルゲンを避けても、子供のアレルギー反応や鼻炎の発生には影響を与えない、とも考察されています。

赤ちゃんが猫アレルギーになってしまうのが心配だからといって、猫を飼わないようにしたとしても、猫アレルギーの予防にはならないということですね。

もちろん、すでに猫アレルギーになっている人にとっては、猫を避けることで症状の軽減を期待できますが、猫アレルギーになっていない人にとっては、猫を避けても避けなくても猫アレルギーになる・ならないには影響がないことになりますので、不要に猫との接触を恐れる必要はありません。

猫との接触

とは言え、猫との接触に関わらず猫アレルギーが突然なってしまうことはあり得ますので、猫を飼うことを考えている人は、猫アレルギーになると生活にどのような影響があるのか、については理解をしておいた方がよいでしょう。

猫アレルギーになってしまった人に向けて、猫アレルギーの症状、原因、対策のページで詳しく解説していますので、興味のある方はそちらをご覧ください。

参考:Early indoor aeroallergen exposure is not associated with development of sensitization or allergic rhinitis in high-risk children.

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