猫を迎える前に用意するもの

トイレ、キャットフード、食器は猫が家に到着するまでに必ず揃えておきましょう。

猫には社会化期(生後、約2週~9週の間)と呼ばれる警戒心が弱い期間があり、この間に経験したり触れたりしたものは、成猫になっても嫌がりにくい傾向があります。社会化期が過ぎてしまってから新しい物に慣らそうとしても拒絶しまうことが多いので、いろいろな物に触れたり身に付けさせたりして慣らしておくことが大切です。


トイレ(必需品)

新しい場所にくるとしばらく隠れたりじっとしている猫が多いですが、中には家にやってきてすぐ用を足す子もいます。
トイレが用意してないと悲惨なことになってしまいますので絶対に用意しておきましょう。

基本的には猫トイレ本体の種類によって「トイレ本体+猫砂」、「トイレ本体+猫砂+シーツ」のどちらか一式を揃えることになると思いますので、詳しくは猫トイレの選び方などを参考に、どのようなトイレを選ぶか検討してみましょう。

キャットフード(必需品)

猫にとっては今まで暮らしていた環境と大きく変わりますので、それをきっかけに体調を崩してしまうこともあります。なるべく変化を軽減するために、猫を貰い受けた先の人に今まで与えていたキャットフードの種類を聞いておき、最初は同じものをあげると良いでしょう。高いもので経済的な負担が大きいようであれば、徐々に違うキャットフードに変えていきましょう。

食器(必需品)

キャットフードを食べる器とお水を飲む容器を用意しましょう。子猫の場合は容器の高さがあると食べにくいので、底が浅いものがよいと思います。家にある容器で代用できればそれでも構いません。

新しく購入する場合は、猫が食べやすい高さであること、洗いやすい形状であることに気をつけると良いでしょう。また、素材はガラスや陶器、ステンレスのものを選ぶと傷がつきにくいので、衛生的に保ちやすいというメリットがあります。

早めに揃えておいた方が良い物

以下のアイテムは、必ずしも猫が来る当日までに用意していなくとも構いませんが、早めに揃えておいた方がよいものです。

キャリーバッグ

健康診断やワクチン接種で猫を動物病院に連れていく時など、外出時には必ず必要になります。猫が大きくなっても使えるサイズを用意しておくと良いでしょう。移動中に壊れてしまうと即脱走に繋がりますので、頑丈でちょっとしたはずみでも開閉しないタイプのものをお勧めします。

首輪・迷子札

完全室内飼いの場合でも、動物病院に連れて行ったりしますので一歩も外に出ないということはありません。震災など万が一の場合にも備えて首輪や迷子札はつけておきましょう。

爪切り

爪が長いと猫自身や飼い主さんが怪我をする元となりやすいので、必ず用意しましょう。幼少期から爪切りに慣らしておかないと、成猫になってから爪を切るのに大変苦労しますので、早めに用意して習慣づけることをお勧めします。

爪とぎ

猫は本能で爪とぎをしますので止めさせることはできません。爪とぎがないと家具、畳、カーペットなどで爪とぎをするようになってしみます。猫の好みもありますが、消耗品なのでいろいろな種類のものを試してみるとと良いでしょう。

ブラシ

ブラッシングしてあげると、猫が自分で毛づくろいした時に飲み込んでしまう毛の量を減らす効果があります。特に毛が長い猫の場合は大量の毛を飲み込みやすいので、こまめにブラッシングしてあげる必要があります。

おもちゃ

幼少期の猫は特に遊ぶのが大好きです。低価格でいろいろなタイプのおもちゃがありますので、試しにいくつか買ってみて猫ちゃんが好みの玩具を把握しましょう。1匹しか猫を飼っていない場合は、ひとりで遊べるボール型などの玩具も。

あると良いもの

猫ベッド

猫が落ち着ける場所を用意してあげる必要があります。そのひとつとして猫ベッドを置いてみるのも手です。使ってくれないこともありますが、猫ベッドで寝ている姿はとても可愛くて癒やされますし、見た目的にもいろんな種類のものがありますので、試しに置いてみるのも良いでしょう。

キャットタワー

猫は高いところでくつろぐのが好きですし、猫に必要な上下運動を行うことができるので、スペースがあれば設置してあげたほうが良いでしょう。キャットタワーの種類によっては爪とぎと猫ベッドの役割も果たしてくれますので一石二鳥なアイテムです。

猫草

猫が好んで食べるイネ科の植物です。諸説ありますが、毛づくろいする時に飲み込んでしまった自分の毛を吐きやすくするために食べると言われています。猫草を食べない猫もいますので、しばらく置いてみて興味をまったく示さなければ撤去しても構いません。

シャンプー

基本的には必ずしも猫をシャンプーして洗ってあげる必要はありません。臭いが気になったり、ダニやノミを取るシャンプーをしてあげたいといったような場合には、猫が嫌がらないようであればしてあげても良いでしょう。

除菌・消臭スプレー
除菌ウェットティッシュ
ビニール手袋

猫はよく吐く動物ですので、吐いたもの(吐瀉物)を片付けて綺麗にしなければなりません。トイレに失敗してしまった時も同様です。
これらのアイテムがあると掃除がしやすいので、常備しておくことをお勧めします。

ペット用のウェットティッシュ

ペットの身体を拭いた後に残った水分を猫が舐めてしまっても、健康に支障がない成分で作られたウェットティッシュが売られています。
猫のお尻まわりの臭いが気になったり、毛に汚れがこびりついてしまっている場合にはこのタイプのウェットティッシュがあると便利です。

ケージ

既に猫を飼っていて新しい猫を迎える場合は、ケージを用意しておきましょう。猫同士がすぐに仲良くなれない場合や、片方が病気になってしまった場合でも、それぞれに独立した空間を確保できます。

コロコロクリーナー

お出かけ用の洋服やタオル等についてしまった猫の毛を取るのに便利です。掃除機で吸えなかった毛でも取ることができます。特に猫の毛が長い場合には部屋ごとに常備しても良いくらいです。

空気清浄機、脱臭機

猫の体臭はきつくないのですが、トイレが置いてある空間は臭いが気になる方も多いと思います。脱走防止のため窓を開けて換気するのはよくありませんので、そのような場合は空気清浄機や脱臭機をおくと良いでしょう。

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