NHKで2週連続放送、猫を愛する作家に密着する「ネコメンタリー」

もの書く人々のかたわらには、いつも、猫がいた。
そして、愛猫家の作家たちは今も昔も数知れず。もの書く人々はなにゆえに猫を愛するのか?

そんなテーマで作家と猫の暮らしに密着したNHK(Eテレ)のドキュメンタリー番組「ネコメンタリー 猫も、杓子(しゃくし)も」。

愛猫をめぐる書き下ろしの文章を作家たちに依頼し、自由気ままな猫の姿と、彼ら彼女らを愛し、同時に翻弄される?作家たちの生活を映像化するこの番組は、今年の3月に養老孟司編「養老センセイとまる」、角田光代編「角田光代とトト」が放送されて大きな反響を呼びました。

今回はその続編となる企画で、明日10月2日(月)に芥川賞作家の吉田修一さん、10月9日(月)に直木賞作家の村山由佳さん、2人の作家による愛猫との物語が2週連続で放送されます。

 

ネコメンタリー 吉田修一と金ちゃん銀ちゃん

「パーク・ライフ」や「悪人」などの著作で知られる作家の吉田修一さんが一緒に暮らしているのは、ベンガルの金太郎(7歳♂)と、スコティッシュフォールドの銀太郎(7歳♂)。通称、金ちゃん銀ちゃんです。

ネコメンタリー 猫も、杓子も。「吉田修一 編」(C) NHK

好奇心旺盛で活動的な金ちゃんと、おっとりした銀ちゃんは見た目も性格も正反対の凸凹コンビで、仕事場兼自宅では、ケンカして走り回っているか一緒に寝ているかのどちらか。吉田さんにとっては昼寝仲間でもあり、2匹は片時も吉田さんのそばを離れないのだとか。

そんな2匹は吉田さんにとって初めて一緒に暮らす猫。彼らとの暮らしの中で、それまで知らなかった思いが生まれたというのですが、果たして…。

吉田さんが金ちゃん銀ちゃんに宛てて書き下ろしたエッセイを朗読するのは、俳優の大沢たかおさんです。

出演:吉田修一
朗読:大沢たかお
語り:和久田麻由子アナウンサー

<初回放送>
2017年10月2日(月) 23:00〜23:25

<再放送>
2017年10月8日(日) 18:30〜18:55

 

ネコメンタリー 村山由佳ともみじ

その翌週に放送されるのは、「天使の卵-エンジェルス・エッグ」や「星々の舟」などの著作で知られる作家の村山由佳さん。

ネコメンタリー 猫も、杓子も。「村山由佳 編」(C) NHK

長野県の高原・軽井沢で村山さんと暮らしているのは、もみじ(17歳♀)を始めとする5匹の猫たち。

物心がつく頃には家に猫がいて、これまでにたくさんの猫と生活を共にしてきた村山さんですが、その中でも「もみじ」は特別な存在だと言います。

村山さんが二度の離婚を経験し、私生活と共に作風も大きく変化していく中で、その苦楽をずっとそばで見てきた、いわば「戦友」とも呼べる猫が「もみじ」なのだとか。人間で言うと84歳にもなる高齢のもみじの最期を意識する日々、かけがえの無い時間の積み重ねに密着した異色のドキュメントです。

村山さんが書き下ろしたエッセイを朗読するのは女優の上野樹里さん。

出演:村山由佳
朗読:上野樹里
語り:和久田麻由子アナウンサー

<初回放送>
2017年10月9日(月) 23:00〜23:25

不思議で神秘的な魅力を持つ猫のイメージ写真

生涯に渡って500匹を超える猫と暮らした大佛次郎のような作家は極端な例ですが、谷崎潤一郎や、三島由紀夫、向田邦子など、猫を愛した作家は多く知られています。そして彼らはなに故、猫を愛するのか。

今を生きる作家たちが綴った、その思いに触れてみてはいかがでしょうか。

参考:猫を愛した作家の企画展「大佛次郎と501匹の猫」11/26まで開催中
出典:nhk.or.jp