ホームレスと野良猫の実話映画「ボブという名の猫 」のボブが来日

ホームレスと野良猫の友情物語を描いた映画「ボブという名の猫」に主演する茶トラ猫の「ボブ」が昨日来日しました。

ホームレスと野良猫の友情物語(実話)が映画化「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」

この映画は全英で150万部を販売した人気ベストセラー小説「ボブという名のストリート・キャット」を実写化したもので、なけなしのお金をはたいて野良猫を助けたはずが、本当に救われたのはどん底の生活を送っていたストリート・ミュージシャン自身だった、という実話を元にしたノンフィクションの感動ストーリーが原作。

<本作のストーリー>
ロンドンでプロのミュージシャンを目指すが夢破れ、家族にも見放されてホームレスとなった青年ジェームズ。

人生に目的も目標も持てないまま、薬物治療中で精神的に不安定な彼の間に突然現れた、茶トラ猫の「ボブ」。

運命的に出会った彼らは互いに支え合い、困難を1つ1つ乗り越え、やがて「一人と一匹」の人生は大きく変わっていくことになり……。

今月、8月26日(土)から新宿ピカデリーやシネスイッチ銀座を始め全国の劇場で上映が開始されることを記念して昨日、原作者でストリートミュージシャンのジェームズ・ボーエンと愛猫のボブが来日。

アニメ映画「君の名は。」を手掛けた新海誠監督の愛娘で、動物好きな天才子役として知られる新津ちせさんをゲストに迎えてジャパンプレミアが開催されました。

映画「ボブという名の猫」ジャパンプレミアに登場したジェームズ、茶トラ猫のボブ、新津ちせ左からジェームズ / ボブ / 新津ちせ

本記事ではそのジャパンプレミアの様子をご紹介します。

原作者のジェームズ・ボーエン氏と猫のボブにとっては今回が初めてとなる日本。ステージに登壇したボブは早速、ジェームズに餌をおねだり。観客から「かわいい」と歓声があがります。

和やかな雰囲気の中、話題は気になるボブとの出会いについて。

「2007年に移り住んだ建物の周りにいました。怪我をしていたので獣医に連れて行って治療し、飼い主を捜していました。そうしているうちに、ずっと自分の後をついてくるようになりました。それ以来、一緒に暮らすようになって11年になります。」とジェームズが回顧。

また、全英で150万部を超えるベストセラーとなり、世界30ヵ国以上で出版されて続編2冊とあわせ1,000万部以上の売上を記録するなど、奇跡のような出会いと人生を重ねていることについて、ジェームズは「世界中の方々からサポート、愛を返していただきました。3冊の原作を読んでくださったことがきっかけで、社会的にこんなにインパクトがあったことが驚きです。本を読んでくださった方、映画を観てくださった方、みんなにお礼を言いたいです。」と感謝を述べました。

本国・イギリスで行われたロンドンプレミアでは、イギリス王室・ウィリアム王子のご夫人「キャサリン妃」とご対面したというボブとジェームズ。

その時の様子についてジェームズは、「社会復帰の様々なプログラムについて、お話させていただきました。ボブと会った時、キャサリン妃はボブの耳の裏を掻いてくださいまして、それに対してボブもニャーと鳴きました。わざわざ自分たちの作品に試写に来てくださったこと自体、光栄に思いましたし、僕たちにとっても特別な夜でした」と振り返りました。

ボブはもちろん今回が初めての映画出演でしたが、ジェームズによると映画スターのような最高の演技を見せてくれていたのだとか。また、ボブは撮影中、クリームチーズのステッカーがお気に入りだったといい、あまりにも好きだったので、スタッフ全員がスナッククリームチーズを潜ませていたという逸話も。

そしてジェームズとボブを歓迎し、子役の新津ちせさんが登場。

ジェームズと茶トラ猫のボブにプレゼントを渡す子役の新津ちせプレゼントが気になるボブ

猫ガールに扮した現れた新津さんはジェームズに花束を、ボブに和柄の赤いスカーフをプレゼントすると、ジェームズから「赤はボブに似合っているので、とてもうれしいです」とのお礼が。

ステージ上でボブと対面した新津さんは「映画の中のボブはすごくかわいかったです。すごくふわふわして、目がキラキラしていて賢かったです。音楽を聴いても逃げないんだなと思いました」と同じ役者の先輩として、映画デビューしたボブの名演技を称えました。

一方、ジェームズからボブについて書かれた3冊目の英語版の本をプレゼントされた新津さんは、本を開くとその可愛さに感激。「英語を勉強しているので、頑張って英語で読もうと思います」と、ジェームズと観客を驚かせます。

今回が初来日となるジェームズとボブに日本のお薦めの場所を聞かれた新津さんは「日本の食べ物はお寿司と和菓子がおいしいので食べてみてください。あと、場所だと代々木公園の噴水が高く上がったり低くなったりするのでずっと見ていても飽きないから、ボブたちにも気に入ってほしいです」とお勧めすると、それに対して「お寿司はきっとボブも気に入ると思います!」とジェームズは期待を胸に膨らませていたのだとか。

最後に新津さんは本作について「この映画はとても温かい、いいお話です。いろんな人が観てくださったらいいなと思います。」と観客にメッセージを寄せ、舞台挨拶が終了しました。

ジャパンプレミアの様子を聞くとさらに期待が膨らむ本作ですが、公開までいよいよ残り1ヶ月を切りました。

どんな作品に仕上がっているのか楽しみですね。

画像提供:POINT SET CORP.