ミロコマチコさんが愛猫との日常を綴った新刊「ねこまみれ帳」

国内外で活躍する画家で絵本作家・ミロコマチコさんによる書籍、「ねこまみれ帳」が12月3日に発売されました。

ミロコマチコさんが愛猫との日常をイラスト、エッセイ、マンガで綴った猫本「ねこまみれ帳」の表紙

ミロコマチコさんは、2012年の絵本デビュー作「オオカミがとぶひ」で絵本の最高賞といわれる「日本絵本賞大賞」を受賞。その後も「てつぞうはね」で第45回講談社出版文化賞、「ぼくのふとんは うみでできている」で第63回小学館児童出版文化賞を受賞するなど、その作品は高い評価を得ています。

普段は野生の動植物を多く描いているミロコマチコさんは、実は大変な愛猫家でもあります。

今回発売された書籍では、2003年から暮らした最初の猫「鉄三」と、鉄三が亡くなった後から一緒に暮らしているハチワレの兄弟猫「ソト」と「ボウ」が主役。猫たちと過ごしてきた慌ただしくも楽しい日常がイラスト、エッセイ、マンガで綴られています。

本書の前半には1ページ完結型の猫エピソードがイラスト付きで掲載されており、お尻にウンチを付けたまま歩いている猫や、知らない人が家に来ると低い姿勢になって逃げる猫、布団の隙間とひたすら戦っている猫など、猫を飼っていると「あるある」と思える話しや、鉄三ならではのエピソードまで、猫好きな人はニンマリしながら読み進められる内容となっています。

ミロコマチコさんの猫本「ねこまみれ帳」のイラスト

イラストは必ず「先生、鉄三はね。」「鉄三、ソトとボウはね。」などの短い一言で始まる形となっており、なぜこの言葉を使うようになったのか、その経緯が本書の冒頭で触れられています。

猫たちと過ごす期間が長くなるに連れて、1枚の絵には収まらないエピソードが増えてきたというミロコマチコさん。本書の後半では、そんなエピソードを元に作られたマンガが、ストーリーごとに展開されていきます。

中でも予期せぬことから猫が脱走してしまい、捕獲するまでのエピーソードは必見。

ミロコマチコさんの猫本「ねこまみれ帳」に掲載されているマンガ

飼い猫が外に逃げてしまった時の絶望感、猫しか通れなそうな道でも突き進んでいくタフな行動力、そして他人の敷地の境界線との戦いなどなど、愛する猫を見つけるために悪戦苦闘する飼い主の姿がリアルに描かれています。

室内飼いしている猫が外に逃げてしまった経験のある人は、思わずホロリとしてしまうかもしれません。

その他にも、家の庭に来るようになった猫との感動ストーリーなど、ミロコマチコさんが体験した猫とのエピソードが柔らかいタッチのイラストと共に綴られており、緊迫した場面が何度か登場するものの、何処か落ち着いた気持ちで読み進めることができます。

また、本書の最後には、鉄三を亡くしてから猫がいないと生活できない体になってしまった、著者の心の変遷や猫たちへの想いが綴られています。

ミロコマチコさんのファンの方にとっては新たな一面が垣間見える、猫を飼っている方には愛猫を大切にしたいという思いを改めて感じさせてくれる書籍です。

(C)Bronze Publishing Inc.

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