ニャン語から体の秘密まで、猫の目線で学べる新感覚の実用書「ネコがおしえるネコの本音」

猫の目線で猫のことを解説した書籍、「飼い主さんに伝えたい130のこと ネコがおしえるネコの本音」が7月20日に出版されました。

獣医師・山本宗伸氏の著作、「飼い主さんに伝えたい130のこと ネコがおしえるネコの本音」

本書は「ネコたちの疑問やつぶやきに対して、博学のネコ先生が解説をする」という、一風変わった世界観の書籍で、猫の鳴き声やしぐさ、カラダの秘密などについて、ネコ自身が「ネコ目線」で解説する実用書。

全6章にわたって獣医界の最新情報を踏まえながら、130の項目について豊富なイラスト付きで紹介しています。

目次:書籍「飼い主さんに伝えたい130のこと ネコがおしえるネコの本音」

■1章:にゃん語
■2章:ネコミュニケーション ~対人間~
■3章:ネコミュニケーション ~対ネコ~
■4章:ナゾの行動
■5章:体のヒミツ
■6章:ネコ雑学

猫の目線で解説しているので、自身が猫になったつもりで読み進めていくと、飼い主さんが思わずハッとするような愛猫の本音に気づくことができるような構成になっているのが特徴的。


1章の「にゃん語」では猫の言葉を紹介。飼い主さんにお願いする時になんて言えばいいのか?という問いに対して、「ニャオ」と鳴いて要求してみることを指南。その際、尻尾を立てながら近づいて行くことを推奨するなど、猫としてどのように振る舞うと飼い主さんの心を掴めるのかを解説しています。

第一章 にゃん語:書籍「飼い主さんに伝えたい130のこと ネコがおしえるネコの本音」

ネコ目線で解説するという不思議な世界観を持つ本書ですが、編集部の方によると、よりネコたちの本音感を表現するためにこのような設定になっているのだとか。

また、各項目ごとに「飼い主さんへ」という説明が設けられており、特に飼い主さんに知って欲しい情報が盛り込まれているので、猫目線で楽しむだけでなく、実用書としても役立つ内容となっています。

第2章は対人間とのネコミュニケーション。飼い主さんが洋服を着せたがる理由や、爪切りの時に肉球をプニプニっと押される理由などについて解説しています。

第二章 ネコミュニケーション ~対人間~:書籍「飼い主さんに伝えたい130のこと ネコがおしえるネコの本音」

続く第3章では猫同士のコミュニケーションについて。子猫のお世話をするイクメンなオス猫や、ウンチを隠さない猫など、猫が猫に対して行う行動について学ぶことができます。

第三章 ネコミュニケーション ~対対ネコ~:書籍「飼い主さんに伝えたい130のこと ネコがおしえるネコの本音」

4章は排泄後の猛ダッシュや毛布をモミモミする「猫のナゾの行動」について、5章では猫の視力や暗闇での視界など「猫の体のヒミツ」を、最後の6章では猫の祖先や性別の見分け方など「猫の雑学」などについて解説されています。

第四章 ナゾの行動:書籍「飼い主さんに伝えたい130のこと ネコがおしえるネコの本音」

第五章 体のヒミツ:書籍「飼い主さんに伝えたい130のこと ネコがおしえるネコの本音」

第六章 ネコ雑学:書籍「飼い主さんに伝えたい130のこと ネコがおしえるネコの本音」

その他にも4コママンガや、ネコの気持ちの理解度が分かるチェックテストなどの面白コンテンツも収録。楽しみながら猫の本音を知ることができます。

本書の監修は猫専門病院・トーキョーキャットスペシャリストの院長を務める山本宗伸氏。獣医師として猫の診察を行うかたわら、猫専門誌の監修や、猫ブログNEKOPEDIAで最新の研究結果などに基づく考察を発表するなど、今注目を集めているネコ専門医の方。

そんな専門家の知識に裏打ちされた情報を猫目線で学べる本書。

読み終えるころには愛猫への理解が深まるのはもちろんのこと、ある日突然、自身が飼い猫になってしまったとしても何とかやっていけるような気がしてくる、そんなユニークさを併せ持った実用書となっています。

参考:猫がケンカでお腹を見せるのには意外な理由が…!100の疑問にQ&Aで解説する「ねこほん」

画像提供:朝日新聞出版

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