敬老の日記念、元飼い主の声に反応する高齢猫のドキュメンタリー動画が公開

キャットフードブランドのカルカンから、9月18日(月)の敬老の日を記念して制作された動画「KAL KAN VOICE DELIVERY」がインターネット限定で公開されています。

カルカンが敬老の日を記念して制作した動画「KAL KAN VOICE DELIVERY」

カルカンは昨年も敬老の日を記念した動画「18歳のおじいちゃん」を公開。高齢猫を人間のお爺ちゃんに見立て、猫と飼い主が長年に渡って一緒に過ごしてきた年月を思い出しながら、お互いに感謝を伝えあう様子が描かれた感動ストーリーでした。

敬老の日、猫の飼い主に見て欲しい動画「18歳のおじいちゃん」

今年公開された動画は、飼い主とシニア猫の「深い心のつながり」を捉えたドキュメンタリーなのですが、そのきっかけは意外にも一つの研究結果でした。

東京大学が4年前に発表した調査結果によると、人間の呼び掛けた声に対するネコの反応は頭や耳を動かすだけで、応答せずに注意を向けるだけの反応が主だが、見知らぬ他人の呼び声と飼い主の呼び声は区別していることが科学的に証明されました。つまり猫は飼い主さんの声を聞き分けているということですね。

この調査結果をヒントに作られたのが今回の動画で、人間の年齢に換算すると還暦に近い10歳のシニア猫が、現在は離れて住んでいる長年連れ添った元・飼い主さんから声を受け取った時の反応に密着。

実在のシニア猫と、元・飼い主による、心温まるノンフィクションストーリーとなっています。

<ストーリー>
2年前に、入院のためやむなく子猫の頃から一緒に過ごした愛猫の「くうちゃん」を遠く仙台に住む知人に譲った、元・飼い主さんの大野さん。

愛猫の「くうちゃん」 by カルカン敬老の日動画「KAL KAN VOICE DELIVERY」

元・飼い主さんの大野さん by カルカン敬老の日動画「KAL KAN VOICE DELIVERY」

大野さんにくうちゃんと一緒に暮らしていた時のことを聞くと、懐かしそうに何気ない日々のエピソードを話してくれました。「猫は飼い主さんと他人の声を聞き分けている」という調査があることを説明すると、2年も離れている為「覚えててくれるといいんですけどね…」と不安そうな表情を浮かべながらも、くうちゃんに呼びかける声を収録。

くうちゃんに呼びかける声を収録する、元・飼い主さんの大野さん

その後、くうちゃんのもとにスピーカーが届けられます。

元・飼い主さんの大野さんの声をくうちゃんの元に届けるシーン

そこから聞こえるのは、4人の人の声。最初の3人はくうちゃんと面識のない他人の声、そして4人目に大野さんの声が流れるという実験を行い、実際にくうちゃんに聞いてもらった様子を撮影。後日、くうちゃんが4人の声を聞く姿を収めた映像を大野さんに見てもらいます。

その結果、面識がない他人が「くうちゃん」と呼びかけた声を流しても、くうちゃんはそっけなく顔を伏せた状態でしたが、大野さんが「くうちゃん」と呼び掛けたところ、何かを思い出したかの様に顔を上げ、声がする方から目を離そうとしません。

元・飼い主さんである大野さんの声に反応する猫のくうちゃんニャニャッ!?

更に呼びかける声が続くと、耳を動かし、よく声を聴こうとします。

他人が呼びかけた時とは明らかに違った反応を見せ、2年間離れていてもかつて飼い主だった自分のことを覚えていてくれたことに「良かった。」と思わず笑みがこぼれる大野さん。長年連れ添ったシニア猫と飼い主の心のつながりの存在を証明してくれました。

元・飼い主さんである大野さん、猫のくうちゃんの再会シーンも収録そして2年ぶりの再開も

治療のためとは言え、猫を飼っている方にとっては、愛猫と離れ離れになってしまうのはとても辛い体験だと思いますが、2年も会っていなのに自分の声を覚えていてくれるというのは、とても感動的ですよね。

愛猫と長く一緒に、幸せに過ごしたいと思える動画になっていますので、猫を飼っている方はもちろん、猫好きな人は視聴してみてはいかがでしょうか。

参考:敬老の日、猫の飼い主に見て欲しい動画「18歳のおじいちゃん」│Cat Press
出典:atpress.ne.jp

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